建設長崎の概要 組合加入について 長崎国保 建設長崎の主な活動 住まいのリフォーム
トップページ>議会だより
プライバシーポリシー サイトマップ お問い合わせ
トップページへ
●年度別議会だより
平成22年度(後期)
平成22年度(前期)
平成21年度(後期)
平成21年度(前期)
平成20年度(後期)
平成20年度(前期)
平成19年度(後期)
平成19年度(前期)

議会だより
<< 一覧へ戻る
●平成20年度(前期)

県議会だより14  平成20年9月15日記載

 長崎県は県庁舎建設問題で大きく揺れています。
長崎の地元商店街が庁舎の移転に反対の態度を表明し、大きな横断幕を掲げています。
問題が大きくなれば、論点が微妙にずれて、単なる感情の行き違い?と思われるような意見も飛び出して来ます。
県庁舎の問題には、まだ、これからの街づくりを見越した提案が、理事者から出されておらず、今の県庁舎敷地をどうするかの提案もなされていない段階で、論議を飛び越えた話が先行することは避けたいと考えて、私なりの考えを表明するのは控えてきました。
しかし、県庁舎は建て替えなくていい論。耐震補強で十分だ論。などが飛び交い。さらには、移転予定先への中傷などが飛び交い、泥沼化しかねない状況を見て、ここで若干の私見を述べさせていただきたいと思います。
建て替え不要論や耐震補 で十分論は、建築の常識を踏まえていない論です。物には必ず耐用年数があります、必ず何時かは壊れます。石灰と砂と砂利、それと鉄筋で出来たコンクリートの建物は、永遠ではありません。一般に六十五年が耐用年数と言われています。
県庁舎は既に五十五年を経過しています。引き算をしますと後十年です。耐震
補強をすれば耐用年数が伸
びるのでは?
淡い期待です。耐震補強と耐用年数は全くの別物で、本体の県庁舎の耐用年数は変わりません。したがって、耐用年数を無視した論議は、否定されます。県庁舎は建て替えなければならない事となります。
まず魚市跡地の地盤について考察しておく必要があります。
「魚市跡地は軟弱で、地震に弱い地盤である?」
「埋立地は液状化現象が起きて土地がづたづたになる?」
「海岸近くは津波の被害を受ける可能性がある?」
これは魚市跡地を否定する人達の意見です。
・魚市跡地は軟弱地盤ではありません。長崎市の地下には、巨大な岩盤プレートが横たわっており、夢彩都やAMUプラザ等、最近建った新耐震建築物の構造計算でも、地下一六メートルに広がる大きな岩盤に基礎を固定することにより耐震性を確保しています。
魚市跡地も約二〇メートル地下に岩盤が確認されており、これに基礎を固定することにより強固な地盤となります。
液状化の被害について。埋立地は一部には液状化被害の可能性があります。しかし今の土木技術では、その影響を排除する技術は十分に発達しています。数十年昔の液状化被害と同じことが今起こるような土木工事はありません。液状化被害の可能性がある地点を事前に処理することにより被害発生の可能性は最小限に止められます。
津波の被害について。長崎は津波の影響?で水位が一メートル二〇センチ程度上昇したことはあっても、被害らしい被害を受けたことはありません。このことは長崎の港が立地する状況を見れば明らかです。伊王島や香焼島が天然の防波堤となり、長崎の港を津波から守ってくれます。疑問に思う方は、長崎の地図をじっくりと見れば納得されると思います。
県は津波の被害の心配に対応するために、地盤を一メートル以上かさ上げすることとしています。
この事により、魚市跡地の心配も解消しました。
私見ですが長崎の名前の起こりはご存じでしょうか?「なーんか先」市役所から県庁舎にかけては、海に突き出た細長い岬だったからと一説ではいわれています。
最初に長崎の町を開いたポルトガル人は、その岬の先端に教会を建て、シンボルとしました。その後、秀
吉の禁教令により教会は跡形もなく取り壊されましたが、江戸幕府はシンボル的建物として奉行所を建て した。長崎には江戸町と立山に二か所も奉行所があったんです。
幕末には動乱の舞台に長崎も置かれましたが、近代文化の唯一の窓口として、長崎は光り輝き、長崎海軍
伝習所など諸外国の文化や知識を取り入れるための機関が設けられ、勝海舟や坂本龍馬、岩崎弥太郎などそうそうたるメンバーが活躍した町でした。
その舞台となった場所が県庁舎の場所です。
今の長崎は、製造業が落ち込み、経済浮揚の糸口も全く見えず県民の生活も非常に厳しい状況になってい
ます。
県庁舎の眼下には、長崎市が復元計画を立てた出島が往時の姿を見せ始めています、復元された江戸時代です。これに、今の県庁舎の前身である奉行所と海軍伝習所の復元を合体させるなら、長崎観光における最大の見所となるのはいうを待ちません。
今の県庁舎の回りには、江戸時代の石垣がほぼそのまま残されています。江戸時代に一番輝いていた長崎の町に、その時代の遺産が残されていない町、いっせいに取り壊されてしまった町、今、美しい町を取り戻す最後のチャンスであると思います。
県庁の跡地には、江戸時代を復元させ、新しい観光の目玉として、長崎の活性化を図る。そのことが、長崎市民だけではなく、長崎県民の活力を生み、経済浮揚へと進むことになり得ると考えます。
ただし、県庁舎の建設工事は一〇〇%地場企業が施工出来る体制作りを行うこと。せっかくの大型プロジェクトです、県内活性化に寄与すべきです。

一般質問を行う金子県議
一般質問を行う金子県議

ページトップへ

県議会だより13  平成20年8月15日記載

 暑い日が続いています。残暑お見舞い申し上げます。
七月県議会は、非常に早い梅雨明け宣言直前の七月四日に開会し、七月二十五日の閉会まで、熱い論戦の議会でした。
私が県議となって二回目の議会質問に応援に来ていただいた皆さん、暑い中ありがとうございました。 質問の詳しい内容は、別途作成しました県議会報告を参照いただきたいと思います。
今回の議会は、県庁舎の移転問題や九州新幹線問題、原油価格高騰問題、さらに議会開会の直前に佐賀 地方裁判所が国に対して、諫早湾干拓堤防の排水門を開放 するようにという、長崎県にとって厳しい判決が出さ れました。
県議会は議会初日早々に国に対して「開門を拒否し  控訴を求める意見書」を採択しました。
さらに、長崎県議会として初めての議員発議により「長崎県がん対策推進条例」を可決承認しました。
これは、がんの予防や検診、による早期発見とがん医療を提供する体制整備を図ることとしています。
最終日には県議会副議長
が慣例の任期の一年が経過し辞表を提出され、後任の選出が行われました。これまで正副議長を独占してき
た最大会派の自民県民会議が一本化調整に失敗し、自主投票となり、県議会史上初めて自民党以外の会派
(公明)より副議長が誕生しました。本当に熱い議会です。まだまだ暑い日が続きます。ご自愛ください。


ページトップへ

県議会だより12  平成20年7月15日記載

 皆さんこんにちは。県議会は今、本会議の真っ最中。
七月議会は一般質問の順番が私に回って来ています。七月十一日の一般質問二日目、四番手の登壇となりました。
私たちの今一番の関心事をストレートに質問としてぶつけることとしました。
その一、小学校や中学校の耐震化率、全国で一番低いんです。四十七番目。
「市立・町立の学校へは直接に県は対応ができない、それぞれの市町が積極的に対応していただきたい」との、判で押したような返答に終始します。
その二、県庁舎の建て替え問題。
県都の耐震化の観点より、学校耐震工事が先決で、その後に県庁舎はあることを再度指摘。建てる場合は県の経済浮揚のために、地元建設業者が受注できる方策を取るべきである。
その三、高齢者に対する基本姿勢について。
介護保険や後期高齢者問題について、様々な問題点が明らかになっているが、対応について指摘し確認を求めました。厚生・労働省からみの問題は、ほとんどがトンネル予算で、県独自の対応はすごく重いです。
その四、漁船などの燃料油の高騰問題について。
漁船が動けない、魚が取れない、食卓から魚がいなくなる。バス、タクシー、トラック業界、船舶運輸、ハウス農家、みんな困っています。抜本的な対策が求められています。
県は、知事を本部長に燃油価格高騰問題対策本部を七月十四日に立ち上げ、早速活動を進めることになりました。


ページトップへ

県議会だより11  平成20年6月15日記載

 梅雨入りして暑い、じめじめした天気が続きますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。六月十四日には岩手・宮城内陸地震が発生し、多くの被災者が不幸にしてお亡くなりになりました。ここに謹んでごめい福をお祈り致します。
五月号の「県議会だより」に記載した、ガソリン代の高騰は、離島においてはついに二〇〇円を越えてしまったようです。六月十九日の長崎新聞は一面トップに「イカ釣り漁船一斉休漁」として「全国で三〇〇〇隻燃料高窮状訴え」厳しい燃油価格に、もう生活できないとして全国一斉に立ち上がったという記事を載せています。
今のまま現状が続けば、品薄や値上げとして私たちの食卓へも影響が懸念される。としています。たしかに、物流コストなどはその最たるものでしょう。また、県庁舎の新築移転問題で、長崎市の街は大きく揺れています。過去に高田知事の時代に魚市跡地に県庁舎を建てたいと言う結論が出た時にはもめていなかったようですが。
この問題は、長崎県が防災都市として地域の防災拠点を固め、それの総仕上げとして県庁舎を建設するという視点に立たない限り、県民のコンセンサスは健得られないと考えます。七月の県議会にはこの問題を含めて一般質問を行います。よろしくご支援ください。

防災協定調印式を行う金子県議沖縄県平和祈念資料館前で
防災協定調印式を行う金子県議
平成20年6月18日(県土木部長室)

ページトップへ

県議会だより10  平成20年5月15日記載

 4月に揮発油税の暫定税率が期限切れとなり、ガソリン代が大きく値下がりしましたが、わずか1ヵ月後の5月1日から再び税率が引き上げられ、元の価格と比べて30円以上も高くなっています。この事により(むろん価格高騰はその前の段階も含めてですが)、事業用のバス、タクシー、貨物自動車など、そして海上でもフェリー、タンカー、貨物船、漁業者の燃費などなど、大きな打撃を与えています。農作物でもビニールハウスは灯油が欠かせません。
石油製品は全て税率の加算分以上に大きく値上がりしており、その影響を価格に反映できない小零細の事業所の皆さんは、休業する以外に方法がないと、政府の無策に嘆いています。この間の国会は、揮発油税の暫定税率の問題を道路の問題であると狭い視野でしか見らず、ガソリンが原油の高騰で天井知らずに価格が跳ね上がってきていることを結果として無視して、産油国の原油高への対策を取ろうとせず、単に道路ができなくなるという事のみを強調してきた政府の責任だと思っています。
車が貴重品で、乗ることができる人が小人数に限られた時代と、車が1人に1台となる時代の燃料に対する税の在り方、考え方は変わるべきでしょう。
先に、新幹線長崎ルートの着工が本決まりになりました。ただし、決定されたのは諫早駅までです。その先長崎までは今回は入っていません。無理やり長崎へとした場合(フリーゲージの車両ですから)狭軌の単線区間を走ることとなりますが、トンネルの幅は通れるのでしょうか?全国初の単線新幹線?
七月四日から県議会が開会されます。後期高齢者の健康保険の問題や同じく高齢者の介護保険の問題、県庁舎の耐震補強か新築建て替えかの問題、そのほか多くの問題が横たわっています。経済弱者の所得を増やさない限り県全体の景気は良くなりません。全力で議会活動に取り組みます。よろしくご支援願います。

改革21議員団視察 沖縄県平和祈念資料館前で
改革21議員団視察 沖縄県平和祈念資料館前で

ページトップへ

県議会だより9  平成20年4月15日記載

 皆様方にはいかがお過ごしでしょうか。先月号は紙面の関係で1回飛ばしとなってしまいました。その
分、張り切って議会報告をさせていただきます。
2月22日に議会が開会され、当選後4回目の議会で、一巡し、県年度当初の議会となります。した がって予算審議が議案として上程され、3月19日までの長期議会となりました。
委員会の所属は、常任委員会が厚生環境委員会、特別委員会は議会運営委員となった為、所属がありませ ん。
厚生委員会では後期高齢者の問題、たくさんの矛盾点が出てきています。まず第一が、県下に一つの広域 連合を作り、そこで保険を扱うため、市と町の連合体で運営するとされ、県は何ら入り込む余地がないこと です。
予算は総額で170億円も県から拠出していますが、何も言えない。いろいろな問題点を質問しても運営母体としての回答は帰って来ません。
このようなことで高齢者への血の通った対応ができるのでしょうか?継続して問題解決を図りたいと思い ます。
揮発油税の暫定税率が大きな国政の争点となっています。4月1日付けで、暫定税率が掛からなくなった ガソリンなどが値下がりしています。道路特定財源とのからみで大揺れになっていますが、県の予算にこの 道路特定財源が含まれている事で、決定されていない国税を予算化することの不合理を訴え、改革21会派と して予算組み替え動議を提出しました。結果は賛成少数で否決はされたものの、オール与党と言われる県議 会に大きな一石を投じたと評価されると思います。
次の議会は7月です、本会議での一般質問を予定していますのでぜひご声援をお願いします。

少子高齢対策特別委員会の視察(五島市)
少子高齢対策特別委員会の視察(五島市)

ページトップへ

長崎県建設産業労働組合◎〒852-8021 長崎県長崎市城山町17-58 TEL.095-862-7121 / FAX.095-862-5281